ヒートテック(化学繊維)が背中ニキビの刺激になっているらしい・・。
2015/12/28
東京も寒くなり、重ね着をする季節。
薄くて・・
暖かくて・・・
重ね着に便利な・・・
ヒートテック。
ついつい重宝してしまいがちですが、どうやら背中ニキビには良くないようです。
「マジで?嘘でしょ?どこで聞いたの?」って思いますよね。既にたくさん持っている人も多いはず。
・・・
皮膚科です
(´・ω・`)
残念なことに、皮膚科で言われてしまいました。
結構有名な話だけど、まだまだ知らない人も多いこの話。今回は背中ニキビとヒートテックについて。
ヒートテックは乾燥の原因に!?
ヒートテックはあんなに薄っぺらいのになぜ暖かいのか?というと・・・
『吸湿発熱繊維』という化学繊維が使われているからです。
ヒトの身体の汗などを吸収して発熱する特殊な繊維のことですね。これが乾燥しやすい冬に更に水分を奪っていき、肌が乾燥する原因となります。
しかし乾燥の原因はヒートテックだから、というだけではありません。
化学繊維そのものが、刺激が強い!
ヒートテックだけでなく、化学繊維そのものが刺激が強く、肌の弱いヒトはあっという間に荒れてしまうほどの刺激を引き起こすことがあります。
その理由は摩擦です。
実は化学繊維というのは自然の繊維に比べて固いもの。
我々が目で見て、手で触っている分には分かりにくいのですが、その”ほんの少しの差”が一日中肌に触れることで『小さな摩擦を一日中受けている状態』になり、肌を痛めたり乾燥する原因になってしまいます。
肌に直接触れるものは、できるだけ綿や絹のような自然の繊維の方が刺激が少なく済みます。(麻などの固い繊維もNG)
持っているヒートテックを活用するなら?
急にインナー総取っ替えするのも大変ですよね(*_*)
というわけで、いつもの服装に薄い綿の半袖(タンクトップ)インナーを2~3枚用意するのがオススメ。襟が広いものを選べばファッションの邪魔にもなりませんし、中に一枚プラスでお腹もあったかくいられます。
この辺がお値段手頃で送料無料、白やベージュもあってオススメです。
意外と多い、冬に悪化する背中ニキビ
夏よりも冬になると背中ニキビが増えるという人は意外と多いのですが、その原因は乾燥と、乾燥による皮脂の分泌にあります。
冬は乾燥しやすいにも関わらず、顔と違って背中まできちんと保湿をしなかったり、化学繊維の肌着を着てしまっている人も多いもの。
「汗かかないからいいや」ではなく、冬にこそ気を使って手入れをしていくことが大切です。
背中ニキビ専用の化粧水もある!
顔のニキビは”アクネ菌”が要因とされますが、背中ニキビは『マラセチア菌』という常在菌が原因で起こります。
常在菌なので誰の肌にもいるもの、健康な肌であれば基本的に悪さはしません。
しかし背中に発生した皮脂が酸化すると「マラセチア菌」の餌となってしまい、背中ニキビができてしまいます。
つまり背中ニキビを防ぐには、肌を乾燥から守り、できるだけマラセチア菌の餌にならない肌状態にしておくことが大切です。保湿自体は大切ですが、顔のニキビ用化粧水に効果は期待できないので、使うなら背中ニキビ用がオススメです。
思いがけないところに落とし穴ってあるもんですよね。
綿のインナーと保湿で、乾燥する冬を健康な肌で乗り切りましょう(*^^*)
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