顔の産毛を剃ると肌の調子が良くなる?噂は本当?ニキビと産毛の関係。
2015/12/01
「顔の産毛剃るといいよ!」って言ってる人の話、聞いたことありますよね。
でも、肌を痛めそう、大丈夫なの?
そもそも本当に効果はあるの?
という疑問がわくと思います。
実はこの噂、結論から言うと肌の調子は良くなるという現象は本当に存在します。特に産毛の量が多い人や、皮脂が多い人は効果を感じやすいかもしれません。
ではなぜそんなことが起こるのでしょうか。
毛と毛穴の種類を理解しよう!
人の肌にある毛(毛穴)は3種類。
1つ目は皮脂腺のない産毛。
2つ目は皮脂腺のある産毛。
3つ目は皮脂腺のある濃い毛。
(※基本的には毛穴には毛が生えていますが、中には毛が生えていない皮脂腺のみの毛穴も存在しています。)
この皮脂腺の量は人によって様々で、遺伝的な体質や、肌の状態によって皮脂の分泌量は異なります。
ニキビや肌荒れと産毛の関係
皮脂はニキビを悪化される原因になりますが、ニキビの根本原因であはありません。
ニキビの根本原因は毛穴に角質や汚れがたまってできた「角栓(コメド)」です。そこへ剥がれた古い角質が付着して毛穴にフタをし、皮脂が加わることによって白ニキビができます。
これが酸化して黒ニキビに、悪化して炎症を起こすと赤ニキビに、膿を持ったものが黄ニキビになります。赤ニキビと黄ニキビはダメージが真皮層(深くまで)及んでしまうため、痛みやクレーターの原因にもなります。
では、産毛があることでニキビにどんな影響が出るのでしょうか?
汚れ・皮脂を付着する!
産毛とニキビに直接的な関係はありませんが、産毛は肌に付着した汚れや皮脂をキープしてしまいます。また、洗顔やクレンジンぐの際も毛の周辺に付着した汚れは流れにくく、すすぎを十分に行わなければいけません。
ですから、肌をキレイな状態に保つ、という意味では「丁寧なケア」ができていない人にとって、産毛がくせ者になっている可能性があるのです。
カミソリは肌を傷つける!
確かに産毛はない方が肌を清潔な状態に保ちやすいのですが、カミソリはどうしても肌の角質層を傷つけてしまいます。
ニキビや肌荒れがある人は肌表面が弱っている人が多いので、角質層は大切に扱うことが大事。また、ニキビを傷つけてしまいと、そこから雑菌が入った場合、更にニキビが悪化しかねません。クレーターは嫌ですよね。
ですから、ニキビがある人は洗顔のすすぎをきちんとしたり、手で触って顔に汚れを付着させないようにすることの方がずっと大切です。
もし産毛を剃るなら気をつけたいこと。
できれば肌に負担の少ない複数の刃がついたカミソリを使い、何度も肌の上を往復しないように、切れ味の良い新しい物を使うようにしましょう。
また、乾燥肌の人はニキビの有無に関わらず、肌の表面が常に傷んでいる状態にあります。
保湿をしっかりして、肌のバリア機能を高めることが大切ですが、肌を傷めてはプラスマイナスゼロ、長い目でみるとむしろマイナスになる可能性が高いので、あまりオススメしません。
私は現在ニキビが月に1~2コできるかできないか、ぐらいの肌ですが、ニキビのない時は肌の調子を上げるために剃ることもあります。
化粧水の浸透も良い(気がする)し、肌が清潔に保たれている実感はありますが、恐いので頻繁には行いません。自分の肌の状態を確かめて適切に処理するようにしましょう。
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